ヴィンテージボヘミアンスタイルの雄「Magnolia Pearl」
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BOHOスタイルを提案
BOHO スタイルとは、「ボヘミアン」とニューヨークの地区「ソーホー」を組み合わせた造語。ボヘミアンの民族的な要素と、ソーホー地区のモダンなテイストをミックスさせた、都会的で洗練されていながら気取らず、リラックスしたスタイルが魅力である。3月15日と16日に開催するPROJECT TOKYOに、BOHOスタイルを提案する注目のブランドが出展する。Magnolia Pearl(マグノリア・パール)だ。
マグノリア・パールという「ウェアラブルアート」
マグノリア・パールは、2002年に創立したアメリカのブランド。春夏、秋冬にこだわらず、月に2回10~20型ほどの小規模なコレクションをリリースする。
マグノリア・パールの独特な魅力は、デザイナーであるロビン・ブラウンの過去に由来する。ロビンは、若い頃ホームレスだったそうだ。その頃は公園や美術館の敷地に生活していたそう。その後、廃棄される生地や残布、手元にあった素材をつなぎ合わせ衣服を作ったのが、マグノリア・パールの前身であり、ホームレスだった期間にロビンが経験したことや見たもの、頭の中で描いたものが、今のマグノリア・パールを形づくっている。
マグノリア・パールは、フローラルパターンのファブリックやレースを多用し、ジャケット、ドレス、トップス、デニムなどのアイテムをゆったりとしたワンサイズで展開する。アイテムのカラーパレットは、ナチュラルやオフホワイト、フェードしたグレー、ダスティーなピンクなど、優しい色のアイテムが多く、ゆったりとしたフィット、ヴィンテージ感のあるファブリックと相まってロマンティックなムードを醸し出す。
マグノリア・パールのアイテム一点一点は、コーディネートの主役になる強さと独特の雰囲気が漂う。衣服を着るというよりもアート作品を身にまとう感覚に近いだろう。
3月15日と16日に東京国際フォーラムで会える
マグノリア・パールの提案する世界観とアイテムは、世界中の多くの人に受け入れられている。ブランドが拠点を置くアメリカはもちろんのこと、オーストラリアやフランスにも多くのリテーラーにアイテムを輸出している。今回のPROJECT TOKYOのためにブランドの関係者がアメリカから来日し、最新コレクションを見応えのあるボリュームで展示する。世界的な人気ブランドのアイテムを実際に手に取って見ることができる機会は貴重だろう。