グッドさいくるフェスタとBe Conscious of SDGs再び
-
「FASHIONを楽しむことで、着飾ることで、これ以上地球を穢したくない。」
3月15日-16日に開催するPROJECT TOKYO 2023 Marchに特設エリア「グッドさいくるフェスタ」と「Be Conscious of SDGs」が再び登場する。どちらのエリアも昨年の8月展に立ち上がり、たくさんの来場者を惹きつけた。
グッドさいくるフェスタ <Booth 1213>
食品廃棄物からアップサイクルされたアイテムを中心にブランドを集めたことから始まったグッドさいくるフェスタ。捨てられてしまうパンの耳から作ったビールやホタテの殻から作ったマニキュアなど、食品ロスを解決した商品が並び、出展者達は各々の想いを来場者に訴えた。
今回のグッドさいくるフェスタは「失われていく想いを無くそう -Ver. “LOSS”ロス」をテーマに世界中で問題になっている様々なロスを解決するブランドが出展する。
職人不足が生んでしまう伝統ロス、貧困が理由に無くなりつつある文化ロス、無駄に作られて捨てられてしまう大量生産ロスなどなど…聞き慣れないロスもあるが、全て実際に起きてる事実。
これらのロスを無くそうとする3社をご紹介。
紙単衣 kamihitoe
人と人を結びつける、引けば引くほど強く結ばれると言われている水引細工。デザイナーの生まれ故郷の長野県飯田市は、国内に流通する水引の7割を生産する日本一の生産地。
小学校5年の夏に水引と出会い、美しさに魅了されからの想いを胸に『ご祝儀袋だけではない水引工芸の世界をもっと多くの人に知ってほしい』と今の時代に寄り添った新しい水引を提案する。
ATARA
「未利用」、「低価値」、地域にはそんな状態の資源がたくさん存在する。 だからこそ、大量生産、大量消費ではなく、余っている分だけ、できた分だけ制作をする。
ある時期にしか生産できないことで感じる季節感を大切にして、 可惜(あたら)な資源を余すことなく活用する。
Basket Garden
ケニアの自然素材、サイザル麻をつかったかごバッグ。ケニアはアフリカの中では女性の社会進出が進んでいる方だが、地方ではまだまだ男女の格差が大きいのが現実。
女性たちは家事、子供や家畜の世話や農作業がメインだ。その中で手編みのサイザルバスケットは昔から彼女たちの大事な収入源となっている。
彼女たちの笑顔を守るため、技術向上を目指したトレーニングやデザイン提案なども行いブランドとして活動する。
Be Conscious of SDGs -WITH MUSIC FOREVER- <Booth 8888>
サステイナブルコミュニティ、 ReP. とPROJECT TOKYOが共同でプロデュースするBe Conscious of SDGsエリア。前回はSDGsの17のゴールを17のブランドで表現し、中には子ども食堂や人気バッグブランドが作るリサイクルブランドなどが参加した。
第二弾のテーマは「WITH MUSIC FOREVER」
歴史的にもヒッピーやパンク、ロック、などを通じて、 世界中のたくさんのアーティストがサスティナブル思考を音楽とフッションで表現してきた。 時には LOVE &PEACE、 或いは ANARCHY、 時には咆哮のように、 或いはメロディアスに。
目玉となるのは人気ロックバンド、LUNA SEAのギタリストであるSUGIZO氏とkiryuyrikのデザイナーの高柳氏、そしてスタイリストのBUN氏がタッグを組んで立ち上げた「THE ONENESS」。
FASHIONを楽しむことで、着飾ることで、これ以上地球を穢したくない。
環境へ配慮した素材を使用し、カーボンニュートラルを目指すロックなエシカル・ファッション。PROJECT TOKYOだけの為に撮影をした最新のイメージの展示もコレクションと一緒に行う。